ZapierとMake(旧Integromat)どっちを選ぶ?2026年徹底比較

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業務自動化ツールを導入しようと調べていると、必ずZapierとMakeの両方が候補に上がってきます。「どっちがいいの?」と迷って結局どちらも試せていない、そんな方のために両方を実際に使い比べた経験をもとに解説します。

結論を先に言います。「すぐ使えて柔軟なのはZapier、複雑なフローをコスパよく組みたいならMake」です。ただしこの選び方は、使い方と規模次第で逆転することもあります。


そもそもZapierとMakeは何をするツール?

どちらも「アプリとアプリをつなげて処理を自動化するノーコードツール」です。

たとえば:
– Gmailに届いたメールを自動でGoogleスプレッドシートに記録する
– Slackで特定のキーワードが投稿されたらNotionにメモを追加する
– フォーム回答が来たら自動でメールを送る

こういった「もしAが起きたら、Bをする」という処理を、プログラミングなしで作れます。

Zapierは2011年創業のアメリカ発、MakeはチェコのIntegromatが2016年に名称変更したサービス。どちらも世界中で広く使われています。


基本スペック比較

項目 Zapier Make
無料プランの上限 月100タスク・5 Zaps 月1,000オペレーション・2シナリオ
有料プランの最安値 $19.99/月〜 $9/月〜
対応アプリ数 7,000以上 1,800以上
操作の難易度 ★★☆(直感的) ★★★(ビジュアルだが学習コストあり)
複雑なフローの構築 △(直列処理が基本) ◎(分岐・ループが得意)
日本語サポート なし(英語のみ) なし(英語のみ)

5つの観点で詳しく比較

1. 使いやすさ・セットアップの速さ

Zapierが圧勝です。

Zapierは「Trigger(きっかけ)→ Action(動作)」という直線的な構造を採用していて、最初のZap(自動化フロー)を10分以内に作れます。UIも洗練されており、何をしているか直感的にわかります。

Makeはビジュアルプログラミング的なフロー設計で、モジュール同士をドラッグ&ドロップで繋げる形式です。慣れると強力ですが、最初は「どこから始めればいい?」と迷う人が多いのも事実。私も最初の1時間は完全に迷子でした。

2. 対応アプリの数

Zapierが圧倒的に多い(7,000以上 vs 1,800以上)。

使いたいアプリが対応しているかどうかは、まずZapierで確認するのが効率的です。特に日本国内のSaaSや中小規模のサービスは、Makeには未対応でもZapierには対応しているケースが多いです。

ただしMakeも主要サービス(Gmail、Slack、Notion、Airtable等)はすべてカバーしており、多くの用途では困りません。

3. 複雑な処理の組み方

Makeが得意

Zapierは基本的に「A→B→C」という直列処理です。条件分岐は可能ですが、複数のルートに分岐させたり、ループ処理を組んだりするのには向いていません。

Makeはフローをビジュアルに設計できるため、「条件によって3パターンに分岐」「同じ処理を配列の要素ごとに繰り返す」といった複雑な自動化が得意です。プログラミングの概念に近い処理を、コードなしで実現できます。

4. 料金のコスパ

Makeが安い

同等の用途で比較すると、MakeはZapierの半額〜3分の1程度で使えることが多いです。

Zapierの無料プランは月100タスクと制限が厳しく、少し使い込むと有料プランが必要になります。Makeの無料プランは月1,000オペレーションと余裕があり、試用期間として十分です。

月に数百〜数千の処理を流す本格運用の場合、料金差が大きくなります。

5. エラー処理と信頼性

Zapierが安定

Zapierはエンタープライズ向けにも展開しており、エラー時の通知・再実行が使いやすい。業務クリティカルな処理を任せるには、ログの見やすさや信頼性でZapierが優れています。

Makeもエラーハンドリング機能はありますが、設定が複雑で初心者には難しい側面があります。


こんな人にはZapierをおすすめ

  • とにかく今すぐ使い始めたい
  • 対応アプリ数の多さが重要(マニアックなツールを使っている)
  • シンプルな「AしたらBする」の自動化で十分
  • 業務クリティカルな処理を任せるため信頼性を重視する
  • エンジニアでない一般社員でも使える設定にしたい

こんな人にはMakeをおすすめ

  • 月々のコストを抑えたい
  • 複雑な条件分岐・ループ処理が必要
  • データの加工・変換を細かくコントロールしたい
  • 処理量が多く、ZapierだとすぐにプランUPが必要になる

実際の使い分け例

Zapierに向いている自動化:
– 「Googleフォームで回答が来たら担当者にSlackで通知」
– 「新しいメールが届いたらGmailラベルを付けてNotionに記録」
– 「Twitterでメンションされたらスプレッドシートにログをとる」

Makeに向いている自動化:
– 「ECサイトの注文データを取得→商品ごとに分岐処理→在庫更新+請求書作成を一括で行う」
– 「毎日夜12時に複数のAPIからデータ取得→集計→レポートメール送信」
– 「ユーザーのスコアに応じて3段階のメールシーケンスを自動で切り替える」


まとめ:最初はZapier、本格運用はMakeを検討

2026年現在、私の結論は「最初の1〜2ヶ月はZapierで試し、毎月のタスク数と費用対効果を見ながらMakeへの移行を検討する」が最もリスクが少ないアプローチです。

ZapierとMakeどちらも無料プランがあるので、まず両方登録して同じ自動化フローを作ってみることをおすすめします。操作感の違いが体感できれば、どちらが自分に合うか自然にわかります。

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