Zapier vs Make vs IFTTT徹底比較【自動化ツールはどれを選ぶべき?2026年版】

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「Gmail に添付ファイルが来たら、Google ドライブに自動保存したい」「フォームの回答を Slack に通知したい」——こういう「サービスとサービスをつなぐ自動化」をやりたいとき、候補に挙がるのがZapier、Make(旧Integromat)、IFTTTの3つだ。

自分はこの3つを全部使ったことがある。結論から言うと、ビジネスで本格的に使うならZapierかMakeの二択。IFTTTは個人のスマホ連携向けという位置づけだ。

3サービスの基本比較

項目 Zapier Make IFTTT
無料プラン 月100タスク・5ワークフロー 月1,000オペレーション 月2アプレット
有料プラン(最安) 月29.99ドル 月10.59ドル 月3.49ドル
対応サービス数 7,000以上 2,000以上 800以上
AI機能 ○(AI Actions) ○(AI連携) ×
複雑な分岐 ◎(ビジュアル) ×
日本語UI ×
難易度 ★★☆ ★★★ ★☆☆
おすすめ対象 ビジネス全般 技術者・コスパ重視 個人・スマート家電

料金のインパクトが大きい。Zapierの有料プランが月29.99ドルに対して、Makeは月10.59ドル。年間で約230ドル(約35,000円)の差になる。ただし、Zapierは対応サービスが7,000以上と圧倒的に多いので、この差額は「使いたいサービスがZapierにしかない」場合は簡単にペイする。

Zapier:王道の安心感

強み

Zapierの最大の強みは「対応サービスの数」と「情報の多さ」だ。

7,000以上のサービスに対応しているので、「自分が使いたいサービスが非対応だった」ということがほぼない。日本のサービスでも、kintone、Chatwork、freeeなどに対応している。

また、ユーザー数が多いので、困ったときにGoogle検索すれば大抵の解決策が見つかる。公式のテンプレートも充実していて、「Gmail → スプレッドシート」みたいな定番パターンはワンクリックで設定できる。

弱み

料金が高い。無料プランだと月100タスクしか実行できないので、本格運用にはほぼ確実に有料プランが必要になる。

あと、複雑なワークフローを組むときのUIが若干わかりにくい。Makeのようなビジュアルフローエディタがなく、縦一列にステップを並べていく形式なので、分岐が多くなると全体像が把握しにくくなる。

実際に使ってみた感想

「とにかく早く自動化したい」ときにはZapierが一番手っ取り早い。テンプレートを選んで、アカウントを接続して、5分で動き始める。この「サクッと感」は他の2つにない。

Make(旧Integromat):コスパとパワーの両立

強み

Makeの最大の強みは「ビジュアルフローエディタ」だ。ワークフローをノード(丸いアイコン)と線でつないでいく形式で、複雑な分岐や条件分岐が視覚的にわかる。

プログラミング経験がある人なら、Makeのほうが直感的に感じるはず。フローチャートを描くような感覚で自動化を組める。

料金もZapierの約3分の1。月10.59ドルで10,000オペレーション使えるので、中〜大量の自動化を回すならMakeのコスパは圧倒的だ。

弱み

学習コストがZapierより高い。UIが多機能ゆえに、最初は「どこから手をつければいいかわからない」と感じる人が多い。

対応サービス数は2,000で、Zapierの7,000には及ばない。日本のサービス(kintoneやChatworkなど)の対応はZapierに比べてやや弱い。

実際に使ってみた感想

Makeは「慣れると手放せなくなる」タイプのツールだ。最初の学習コストを乗り越えると、Zapierよりも細かい制御ができるし、料金も安い。エンジニア気質の人にはMakeが合う。

IFTTT:シンプル is ベスト

強み

IFTTTは3つの中で最もシンプル。「If This, Then That(もし〜なら、〜する)」という名前の通り、1つのトリガーに対して1つのアクションだけ。

スマートホーム連携が充実していて、「家を出たら照明を消す」「雨が降りそうならSlackに通知する」みたいな日常の自動化には最適。

弱み

ビジネス用途には力不足。複数ステップの自動化ができない(有料プランでも制限あり)し、対応サービス数も800と少ない。データの加工や条件分岐もほぼできない。

実際に使ってみた感想

個人の生活を便利にするツールとしては優秀だけど、仕事で使うには機能が足りない。スマートスピーカーやIoTデバイスと連携させたいなら検討する価値はあるが、業務自動化ならZapierかMakeを選ぶべき。

用途別おすすめ

用途 おすすめ 理由
メール→スプレッドシート自動転記 Zapier テンプレートですぐ設定可能
複雑なワークフロー(10ステップ以上) Make ビジュアルエディタで管理しやすい
スマートホーム連携 IFTTT IoTデバイス対応が充実
日本のサービス連携(kintone等) Zapier 対応サービスが圧倒的に多い
大量のデータ処理(月1万件以上) Make コスパが圧倒的に良い
まず試してみたい Zapier 無料プランでも実用的

移行は簡単?乗り換えの注意点

ZapierからMakeに乗り換える(またはその逆)ケースについて。

自動化のフローは基本的に作り直しになる。ワンクリックで移行できる仕組みはない。ただし、自動化の「設計」さえメモしておけば、作り直し自体は1フローあたり15〜30分程度で済む。

注意すべきは「実行中の自動化を止めるタイミング」だ。旧ツールを止めてから新ツールが動くまでの間にデータが飛ぶ可能性があるので、切り替えは業務が少ない週末にやるのがおすすめ。

現場で起きた自動化トラブル3選

自動化ツールを導入して「便利になった」で終わる話ばかり書いても仕方ないので、自分が実際にやらかした失敗談も共有しておく。

1. Zapierのタスク上限に気づかず課金が跳ね上がった

無料プランの月100タスクで始めたところ、想定以上にフォーム回答が来てしまい、3日で上限に到達。自動で有料プランにアップグレードされて請求が来た。自動化フローを組む前に「月間何タスク走るか」を概算しておくべきだった。目安として、1日10件のフォーム送信がある場合、トリガー+アクション2つの構成なら月900タスク。この計算を事前にやるだけでプラン選びの精度が上がる。

2. Make のエラーハンドリングを設定し忘れて、データが欠損した

Makeで「フォーム回答→スプレッドシート転記→Slack通知」のフローを組んだとき、スプレッドシートのAPI制限に引っかかってエラーが出た。ところがエラーハンドリングを設定していなかったので、エラーが出たデータはそのまま消えてしまった。Makeにはエラーハンドリングモジュール(Resume / Ignore / Rollback など)があるので、本番稼働前に必ず設定しておくべきだ。

3. IFTTTのレシピが知らないうちに止まっていた

IFTTTで「Twitterに投稿したらFacebookにも自動投稿」というアプレットを動かしていたが、TwitterのAPI変更でいつの間にか止まっていた。1ヶ月後に気づいたときには、Facebook側の投稿が丸々1ヶ月抜けていた。自動化は「動いているか定期的に確認する」仕組みもセットで考える必要がある。

あなたの自動化フロー、最後にエラーチェックしたのはいつだろうか。もし思い出せないなら、今日のうちに確認しておくことをおすすめする。

まとめ

  1. ビジネスで手軽に始めたい → Zapier(テンプレートが豊富、情報が多い)
  2. コストを抑えて本格運用 → Make(月10ドルで高機能)
  3. スマートホーム・個人利用 → IFTTT(シンプルで安い)
  4. 迷ったらZapierの無料版から試すのが最短ルート


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