Slack vs Chatwork どっちを選ぶ?【日本企業のチャットツール比較2026年版】

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社内のコミュニケーションをメールからチャットに移行するとき、最初に悩むのが「SlackかChatworkか」だ。

両方使った経験から言うと、IT企業・スタートアップならSlack、非IT系の日本企業ならChatworkが最適解。ただしこの棲み分けには例外もある。

比較表(8項目)

項目 Slack Chatwork
月額 ¥1,050〜/人 ¥700〜/人
無料プラン 90日制限 5人まで
外部連携 ◎(2,600+アプリ) △(少ない)
スレッド ×
タスク管理 △(外部連携) ◎(標準搭載)
AI機能 ◎(Slack AI)
UIの複雑さ やや複雑 シンプル
日本語サポート ◎(電話あり)

各ツールの強みと弱み

Slack — 外部連携と拡張性が圧倒的

Slackの最大の強みは2,600以上のアプリとの連携。GitHub、Jira、Notion、Salesforce、Zapier——業務で使うほぼすべてのツールとつながる。「Slackをハブにして業務フローを構築する」使い方が可能。

スレッド機能も強力。1つのメッセージに対して「スレッド」で返信できるため、複数の話題が1つのチャンネル内で混在しない。大人数のチャンネルでも話題が整理される。

Slack AI(2025年導入)でチャンネルの要約、未読メッセージの要点抽出ができる。朝出社したとき「昨日の#generalの要約」を見るだけでキャッチアップ完了。

弱点: UIがChatworkより複雑。「チャンネル」「スレッド」「DM」「ハドル」の概念を理解するのに時間がかかる。ITリテラシーが低い人が多い組織では、導入のハードルが高い。

Chatwork — 日本の中小企業に最適化

ChatworkのUIは「誰でも使える」シンプルさ。チャットルームを作ってメッセージを送る。それだけ。余計な概念がない。

タスク管理機能が標準搭載されているのが大きな差別化ポイント。「このメッセージをタスクにする」ボタンで、チャット内の依頼事項をタスクリストに変換できる。Slackでこれをやるにはプラグインが必要。

日本語サポート(電話対応あり)も安心材料。Slackは英語ベースのサービスで、日本語サポートはメール・チャット中心。

弱点: 外部連携が少ない。Slackの1/10以下。「チャット以外の業務ツールと連携させたい」場合は力不足。スレッド機能もないため、1つのルームで複数の話題が混在すると、過去のやり取りを追いにくい。

実際に両方使った体感レビュー

Slackを使った感想

社内のエンジニアチーム(15人)でSlackを1年間使った。チャンネルは50個以上に増殖し、最初の3ヶ月は「どこに何を投稿すべきか」で混乱した。

ルールを決めて運用を整えたら、劇的に使いやすくなった。「#general は全社連絡のみ」「#random は雑談」「プロジェクトごとにチャンネルを作る」——この3つのルールだけで秩序が生まれた。

GitHub連携が最も便利だった。プルリクエストが作成されるとSlackに通知が飛び、スレッドでコードレビューの議論ができる。これだけでSlackを選んだ価値がある。

「Slackは導入コストが高いが、使いこなすと手放せなくなる」というのが正直な感想だ。

Chatworkを使った感想

取引先(中小企業の製造業)とのやり取りでChatworkを使っている。相手が「Chatworkなら使える」と言ったからだ。

UIがシンプルで、ITに詳しくない取引先の担当者もすぐに使い始められた。タスク管理機能で「この件、来週火曜までに回答お願いします」とタスクを振れるのが便利。Slackにこの機能はない(外部ツール連携が必要)。

ただし社内15人の全コミュニケーションをChatworkでやろうとしたら、チャットルームが乱立して「あの話どこで話してたっけ?」が頻発。スレッドがないため、1つのルームで3つの話題が同時進行すると追えなくなる。

「Chatworkは少人数・シンプルな用途なら最強。大人数・複雑な用途ならSlackに軍配」が結論だ。

料金の詳細比較

プラン Slack Chatwork
無料 90日間のメッセージ履歴 5人まで、メッセージ閲覧制限
有料(最安) ¥1,050/人/月(Pro) ¥700/人/月(ビジネス)
有料(ビジネス) ¥1,800/人/月(Business+) ¥1,200/人/月(エンタープライズ)

10人のチームで1年間使った場合:
– Slack Pro: ¥1,050 × 10 × 12 = ¥126,000/年
– Chatwork ビジネス: ¥700 × 10 × 12 = ¥84,000/年

差額は年間約42,000円。月あたり3,500円。この差額をどう考えるかは、外部連携の必要性次第だ。

移行のコツ

メールからチャットに移行する場合

  1. まず「社内連絡」だけをチャットに移行
  2. 1ヶ月間はメールとチャットの二重運用を許容
  3. 2ヶ月目から「社内連絡はチャットのみ」に統一

いきなり「明日からメール禁止」は混乱を招く。段階的に移行するのがベスト。

SlackからChatworkに移行(またはその逆)

データの移行は基本的にできない(過去のメッセージは移行不可)。切り替えるなら「新しいプロジェクトから新ツールを使い始める」のが最もスムーズ。

用途別おすすめ

用途 おすすめ 理由
IT企業・スタートアップ Slack 外部連携、スレッド、AI
非IT系中小企業 Chatwork UIがシンプル、タスク管理
取引先とのやり取り Chatwork 日本企業の導入率が高い
エンジニアチーム Slack GitHub/Jira連携
営業チーム Chatwork タスク管理でフォロー漏れ防止

導入の判断基準

Slackを選ぶべきケース:
– 社内にエンジニアがいる(GitHub/Jira連携が必要)
– 10以上の外部ツールと連携したい
– 大人数(50人以上)のチームでスレッド管理が必要
– グローバル企業で英語でのコミュニケーションがある

Chatworkを選ぶべきケース:
– ITリテラシーが低いメンバーがいる
– タスク管理をチャット内で完結させたい
– 日本の取引先とのやり取りに使う
– 電話サポートがほしい
– 予算を抑えたい(Slackより月350円/人安い)

まとめ

「どっちが上」ではなく「自社に合うのはどっちか」で選ぶ。迷ったらまず無料プランで1ヶ月試すのが確実。

ビジネスチャット全般の比較はビジネスチャットツールおすすめランキングを参考にしてほしい。

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